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お盆に関わるウチナーグチの語源探訪

 投稿者:しもじよしお  投稿日:2021年 8月31日(火)13時16分5秒
  通報 編集済
   沖縄口では、お盆の初日(旧7月13日)に祖先の霊をお迎えする行事を「ウンケー」、そしてお盆最終日の満月の夜(旧7月15日)、三日間、里帰りしていた祖先の霊を再び冥界へ送り出すことを「ウークイ」という。又、お盆の三日間、仏壇に供えるお供え物を「ウサンデー」という。それぞれどう言う意味だろうか。
 まず、「ウンケー」。この語は「お迎え」が語源であることは言をまたない。沖縄口では大和口のエ段、オ段はそれぞれ「イ」、「ウ」になる。それゆえ、「お迎え」の語頭の「お」は「ウ」、語尾の「え」は「イ」と発音される。
 すなわち、「お迎え」は、まず、「ウムカイ」になるわけだ。「カイ」に含まれる二重母音「アイ」は「エー」に自然変化。大和口でも「お前」は「おめー」、「痛い」は「いてー」となって、よくある現象だ。「ム」は音便化して「ン」になる。こうして、「お迎え」は最終的には「ウンケー」になるのである。
 次に、「ウークイ」。これは「お送り」が語源だろう。「おおくり」の「おお」は「ウウ」、すなわち、「ウー」になる。五十音のラ行(ら、り、る、れ、ろ)は全て子音/r/で始まるが、沖縄口では「り」の場合のみ/r/音が脱落して「イ」と発音される。例えば、「首里」が「スゥイ」、「鳥」が「トゥイ」、「(肝=心)当たり」が「(チム)アタイ」になるのなどがその例である。こうして、お盆最終日の行事「お送り」は「ウークイ」になるのである。
 さて、「ウサンデー」は何に由来するのか。私はこれは「御参内」が語源ではないかと思っている。「参内」とは元々、朝廷に出仕することを意味する語だが、これが首里王府では特別な日に国王に拝謁し、土産物を拝領する、と言う意味で使われ出したのではないか。お盆のお供え物を押し戴くことを「オサンダイ」、転じて、「ウサンデー」と言うようになったのはそのような理由からではないか、と思われるのである。
 
 
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